Dairy Minoc紙特集記事: Doom従軍記「サバトの夜」

ここ最近、暗黒大陸とも呼ばれるMalasのダンジョンDoomへ赴くブリタニアンが急増しているという。
突然としか言いようのないこの変化について、本紙はその真相を突き止めるべく取材を進めてきたが、ついに現地への潜入取材に成功した。
記者は、素性を伏せて、とある討伐隊の募集に応募し、渡し場から対岸へと渡ったのだが、驚いた事に対岸に到着すると直ぐに隊は解散となり、銘々が好きに行動しろと言い渡された。
今にして思えば、この時点で、討伐"隊"というのが唯の隠れ蓑に過ぎないことが判って然るべきだったのかもしれない。

現地では既に儀式が始まっていた。
集まった人々は、中央の魔法陣から放射状に配置された小部屋を順に巡り、悪魔の眷属を倒していく。
それが、全ての悪魔の父とも言われるDark Fatherを召喚するための儀式であることは、取材で知っていたが、実際に目の前にするのは初めての経験だ。
Dark Fatherとブリタニアンたちの間で、壮絶な決戦が始まるものと思い、記者は少し後ろに下がって、事の成り行きを見守ることにした。
ところが、予想に反し、その様子は児童が戯れに行う「追いかけっこ」あるいは「鬼ごっこ」に酷似していたのだ。
悪魔的なマゾヒストであるDark Fatherは、自らの躰が打ち据えられたることを望み、人々に誘いをかけるが、より長く行為を愉しむためか、あちこちと場所を変えて転移する。
それを追っては叩き、追っては叩き、という具合に延々と繰り返されるが、やがて十分に愉しんだDark Fatherは、再び奈落の底へと還って往く。
そして、往く瞬間、感極まって体液を放出するのだ。

「やった!パパ汁キタコレ」(^^)v

討伐隊を募集していた一人のブリタニアンが、満面の笑みを浮かべてこちらにVサインを送ってきた。
彼が言うには、その体液は、無作為ではなく、特にDark Fatherを悦ばせた少数の寵愛者を狙って放出されるらしい。
「どこから」という発射源について気になる向きもあるかと思うが、良識ある本紙の読者であれば、割愛することを許して頂けるだろう。
また、「ご褒美」は、その体液だけではないとも聞いた。
一連の儀式を繰り返して行ううちに、特殊な魔法の品などが下賜されることもあるのだという。

都合、召喚儀式からの一連の流れに3周ほど随行したが、遂に耐えかねて、吐き気を抑えつつ岸へと戻り、今こうして記事を執筆している。
結局、Doomの対岸で行われていたのは、Dark Fatherを「パパ」と呼ぶ信奉者たちが、彼の悪魔を悦ばせるための、一種のサバトに他ならない。
悪魔崇拝者に言わせれば、巡礼行なのだろう。
そして、このサバト(巡礼行)が俄かに活気を帯び出した理由は明らかである。
体液ぶっかけを思いついたDark Fatherの暗い叡智には、当然ながら強い嫌悪を感じるが、同時にある種の畏怖を覚えずにはいられない。


「ああ、その記事ですか。まったくもって世も末でございますね。」
Dairy Minoc紙の特集記事を読んでおられましたので、そのように声をかけたのでございますが、いつになく歯切れの悪いご主人様なのでごさいました。
お、おう

テーマ : Ultima Online
ジャンル : オンラインゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Roland Rampant

Author:Roland Rampant
Ultima Online のVoid Pool での波数記録等を記事にしています。
単独或いは少人数チームでの目標設定にご活用下さい。
どなたでも、コメントに記録を記入して頂けたら、事後記事として掲載します。

最新記事
カテゴリ
参加人数別
最新コメント
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
オンラインカウンター
現在の閲覧者数: