Dairy Minoc紙 前編

「知っていたかね、セバスチャン」
しっていたかね、セバスチャン

いつもの朝のように、Dairy Minoc紙に目を通していたご主人様は、紙面から顔を上げられて仰いました。
「Miranda the Peasantが亡くした遺失物を、Minocまで訪ね歩いて届けてくれた人が居たそうだ。」
「ああ、その記事なら先に拝見させて頂きました。」
「何か不可解には思わなかったか?」
「親切な方もいるものだとは思いましたが、別段不可解とは・・・」
「そうかな? 一介の小作人が、魔法のランスを所有していて、更にそれがValor島で発見されたというのは、あらゆる点で不可思議だと思うがね。」
「言われて見れば・・・」
「様々な可能性が考えられるが、PeasantというのはMirandaの仮の姿なのかも知れないな。」
「"仮の姿"と言えばご主人様、スクープ記事の方はご覧になりましたか?」

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スクープ -キングメーカーの策略-

ブリタニア中央政府には、一般市民には知られていない秘密が多くある。
君主制であるからには、王のみが知る秘密もあるだろう。
しかし、秘密というのは時として漏れてしまうものなのだ。

王は時に市民をチェスの駒「ポーン」に例えるが、ブリタニアにおける「キング」の指し手は誰だろうか。
再びキングメーカーが動き出したようだ。
彼女が最初に動いたのは、僭王カスカが倒された時だった。
次の王を選ぶにあたり、元々は一介のユー市民に過ぎかなったドーンを強く推したのは誰だったろうか。
その後の長期にわたる空位の後に、突如現れたブラックソン卿を推したのは?
結果的に二人ともが玉座に就いたのは、果たして偶然と言えるのだろうか。
ブラックソン卿については、その即位を予測していたかのように城の大改修(資金源は未だに謎のままだ)まで済ませていたのもまた彼女であった。
彼女が全ての政策に関与しているとまでは言わないが、少なくとも彼女の意に染まない政策は、現在のブリタニアでは実現困難と言えるだろう。

記者は長らく彼女の動向を追っていた。
はじめの頃、彼女はブリティッシュ城に住み着き、中央政府の事情に通じているだけだったが、そこで得た「情報の力」を用いて次第にその影響力を高めていったと考えられる。
その遠大な計画において、手始めに行われたのが情報網の強化だ。
彼女が目を付けたのは、中央政府が推進しているクリーンアップ活動だった。
通信機能を有するネズミ像と極小サイズのポータルであるネズミの穴を、クリーンナップ活動の「褒賞」という位置づけにすることにより、ソーサリアの津々浦々の情報にも通じるようになったのである。
そうして、いよいよ強大な影響力を持つに至った彼女は何をしようとしているのだろうか。
その真の狙いは?
長らく記者を悩ませてきた謎に対する答えがついに見つかった。

(続く)

テーマ : Ultima Online
ジャンル : オンラインゲーム

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