Asiantam System

先に退職されたEM Asiamtamさんは、多くのイベントを企画・実行したが、特に銀蛇自警団という一連のキャンペーン型イベントによりYamatoのプレイヤーから評価され、のみならず、他シャードからの参加者も集めていた。
メインストーリーに絡め、破片世界Yamato独自の歴史を刻んだというのはユニークで立派な仕事だったと思うが、個人的には、そのストーリーよりも、枠組みの方を評価したい。

ソーサリア世界は、基本的にリアルタイム進行で、多くのEMイベントもそうだった。
EMイベントというと、RPキャラクターの先導を受け、あちこち移動するというタイプのものが多いと思うが、参加者毎にストーリーへの追随速度は異なる。
EMイベントに参加したは良いものの、「あちこち走りまわって、知らない間に終ってた」という感想を抱いたことがある人も多いのではないだろうか。
マラソン大会などで、規定時間を過ぎたらゴールも撤収してしまうという仕組みがあるが、任意に棄権することも可能なわけだから、「最後の人を待つ」ということは不可能だし、当然の扱いではある。
他のシャードの事は分からないが、EM Asiantamさんの場合、自動応答型のNPC(オラクルと言うらしい)を1週間程度そのまま残し、後日ストーリーをなぞることも可能として、リアルタイム性の抱える問題を緩和していたが、根本的な解決ではなかった。

さて、TRPGの場合「最後の人を待つ」のは当然のことだ。
時間の流れさえも、ゲームマスターの裁量の中にあり、現実的には数秒の暇しかない場面であっても、プレイヤーに考える時間を十分に与えて行動方針などを決めさせる。
ツアコンの旗に付いていくようなEMイベントでも、十分に愉しめるものはあるが、「考えて行動する」という主体性を求められるからこその愉しさというものがある。

「レポート提出」というのは、何か堅苦しい響きもあるが、それによって参加者はリアルタイムの呪縛から解放され、「考えて行動する」愉しが与えられた。
このAsiantam Systemは、EMイベントのインフラのようなものなので、その上にはどのようなシナリオでも載せることができる。
銀蛇自警団のシナリオは確かに面白かったが、この仕組み作りのほうが、より大きな仕事だったと言えるのではないだろうか。
その一方で、INしていない時間も企画などに充てているEMは、レポート読みという後仕事の負荷も増えることになる。
その負荷を良しとしたのは、我々プレイヤーに愉しみを提供したいというサービス精神の現れだろう。

テーマ : Ultima Online
ジャンル : オンラインゲーム

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